ごみ袋、4月から値下げ

〜9月議会から

—9月議会は、昨年度「決算」のほか、「有料ごみの値下げ」や「市民活動推進条例の一部改正」が提案されるなど、審議事項の多い議会でした。—

ごみ袋の値下げが決まりましたが、ネットは疑問を持っています。理由は以下のとおりです。

1.地球規模の環境問題が深刻化するなか、市の「その他プラ」や「焼却灰」などの資源化は、資源循環型という点で課題があり、また耐用に限界が近い焼却炉の問題など、いずれも大きな財政措置必要ですが、今後どのように減量化・資源化をはかるのか示されていないこと。

2.市が実施した意向調査に、ごみ袋の価格は「負担ではない・負担が増えてもよい」と回答した43%もの「市政に協力したい」とする市民の声が生かされていないこと。

3.アンケートでは、1ヶ月のごみ袋代は、400円台から100円台の家庭が4分の3を占めており、一律20%の値下げは、月80円から20円の負担軽減です。市全体では4億円の20%で、年間8千万円の減収ですが、病院会計49億円の累積赤字に加えて、これらの財源措置をどうするのか明らかではないこと。

<まちづくりレポート82号より>

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