静かな空と安全な航空機運用を求めて

12月13日、米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機オスプレイ1機が名護市東沿岸に墜落し、同日夜、再び沖縄本島東沖に空中給油の訓練中のトラブルで胴体着陸し大破するという事故が連続しておきました。

普天間基地のオスプレイは、厚木基地にもたびたび飛来し、議員も市民の監視行動に参加しています。毎年5月の連休は特に訓練飛行による爆音が酷く、5月3日には普天間基地所属のタイガー部隊のオスプレイ4機 が厚木基地へ飛来し着陸したあと、岩国基地からAV8Bハリアーが2機飛来しタッチアンドゴーを繰り返したため、付近は爆音とジェット燃料の異様な臭いに覆われました。

11月16日、厚木基地に空母艦載機が戻ってからは、艦載機の本格的な訓練が開始され、連日電話の声も聞こえない激しい爆音に見舞われました。

市民の身近に迫る危険も、運用上の都合で事前に通告されることは滅多にありません。今回の報道も不時着という表現で、ことの重大性を正確に市民に伝えてはおらず、構造的な欠陥があるオスプレイは、今以て事故率は下がっていません。

基地周辺住民の不安の払拭のために、国は、事故機の原因究明と安全対策が取られるまでの飛行中止を求めるべきです。