~武器ではなく命の水を~中村哲医師のアフガニスタン永久支援を聞く

6月1日大和シリウス メインホールは大勢の人で溢れていました。

アフガニスタンから一時帰国した中村哲さんを講師に「武器ではなく命の水を」と題した講演会に集まった人達です。

今もなお、飢餓と紛争が絶えないアフガニスタンで、「飢えた人々に必要なのは、政治議論やテロ対策ではなく、パンと水です。」と医療団体として現地入りするも、診療所を100個つくるよりも用水路を1本つくった方が、みんなの健康に役立つと、枯渇した井戸の復活や用水路などの河川工事の支援をされています。

現地の人々の生活の自立と地域の自治が成熟していく様をお聞きし、海外でのこうした活動が日本への信頼を集めているのだと実感しました。そして、こうしたNGOが外交を担う報道は日本では知らされることはありません。久しぶりの日本の印象は、なじみの薄い国になりつつある。犠牲の言葉ばかり唱えている国家より、アフガンの村の秩序を重んじる文化が肌に合うそうだ。確かにそこには主権者としての個人が重んじられている。

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