4月から、その他プラの一部資源化が始まりました。
ごみの処理や資源化には年間40億円かかっていますが、たくさんの費用や労力かける資源化には効果を検証した取り組みが必要です。
ごみ焼却灰の資源化
ごみを焼却したあとに残る灰については、新たな埋立て地の確保が難しい現状があり、昨年度は、上草柳最終処分場での埋立て(3200トン)、秋田県小坂町など県外3ヶ所での埋立て委託(3070トン)と並行して、エコセメントやスラグなどへの資源化(996トン)を行ってきました。
循環型社会においては、焼却灰は埋立てより、資源化が望ましいことは言うまでもありません。
大和市はいま、焼却灰を外壁材などに商品化するエコセメント化と、路盤材などに使用するスラグ化などで資源化を委託しています。委託施設を2月に視察しましたが、エコセメントもスラグも再生品の流通に限りがあることが分かりました。再生品がダブつけば、お金をかけて新たなごみを創りだしているようなものです。
セメント化については、飛灰に含まれる塩分を除去して、セメント原料としてリサイクルする技術が開発されており、この形態であれば、生コンとして殆どの建設現場で需要あります。しかしコストも高く、コストを下げるためには、量をまとめ安定的に供給することが課題となります。
市は、2010年度に焼却灰の資源化率50%を目標として取り組んでいますが、より有効な方法で資源化を図るために、資源化に力を入れている藤沢市や高座清掃施設組合など近隣市と連携して、広域的な取り組みをすべきです。<河崎民子>