4月から、その他プラの一部資源化が始まりました。
ごみの処理や資源化には年間40億円かかっていますが、たくさんの費用や労力かける資源化には効果を検証した取り組みが必要です。
その他プラの資源化
その他プラを分別してみて、量の多さに驚いた方は多いと思います。
また、有料ごみ袋に入れるごみの減量にはげみ、分別し、洗って出したその他プラが、焼却されていると知って、がっかりした方も多いのではないでしょうか。
4月から大和市が、選別や洗浄を委託する横浜市の業者を視察してきました。その他プラを材料リサイクルするためには、さらに分別しなくてはならないことや、そこまでしても、再生商品となるのは4〜5割で、あとはコークスとなることを知りました。単一素材で形がそろっているペットボトルは材料リサイクルしやすいのですが、その他プラは、難しいのです。
その他プラの一部の資源化が始まりましが、資源化が始まったこと自体が市民に周知されていないのではないでしょうか。
市民のなかには、「どうやって分別するか」から、「どう生かされるのか」や「分別した資源の行方」に関心が変わってきている市民もいます。
分別には、市民に意識や行動を変える効果があります。また、資源化する量を増やすことが最終目標ではないはずです。分別自体を苦痛に感じている市民が多いことも事実ですが、地球環境問題に配慮して生活したいと考えている市民も多いので、市はもっと情報を分かりやすく市民に提供すべきです。
市民の意識が「ごみになりにくい製品を選びたい」といった発生抑制となるための働きかけが必要です。<平山きよみ>