信頼貯金を増やす居場所カフェ
大和市保険福祉センターにてコミュニティ・オプティマム福祉地域協議会大和の第15回総会が行われました。第 2 部では、講師に NPO 法人パノマ代表の石井正宏さんを迎え、学習会「家庭でも学校でもないサードプレイス(居 場所)を高校生に」が開催されました。 パノラマは県立高校内の図書室に居場所カフェを作り、コミュニケーションが苦手な生徒と少しずつ距離 を縮めるような仕組みを作っています。それによって 信頼貯金が増えて家庭の事情や DV、性的被害を受けている等の悩みを話してくれるようになったそうです。 また、貧困のなかでスマホや化粧品を優先するために弁当を買わない生徒や、グローブやユニフォームが買えないために部活動に入部できない、映画をまだ一度も見たことがない、県外にまだ一度も出たことがない生徒がいるという事実を知りました。こうした経験は、社会に出て仕事をしたりコミュニケーションをとる上で必要です。いろいろな経験値を増やすことが社会とつながり、ひきこもりの予防になることがわかりました。居場所づくりに何ができるのかを見つめ、地域で共に活動していきます。