2040年問題~高齢おひとりさまを支える
人口動態の予測によれば、2040 年には「団塊ジュニ ア世代」が 65 歳〜 70 歳となり高齢者数がピークを迎 えます。年金と医療・介護等、人口構成の変化による 様々な影響が懸念され 2040 年問題と言われています。
もう一つの問題が未婚も含め単身世帯の約 45%が 65 歳以上になり「、おひとりさま」が急増することです。 おひとりさま高齢者が将来病気や認知症などを発症し た際、入院や施設入所時の身元保証人や詐欺被害、「死 後」も大きな問題となります。
大和市でも今後、独居の認知症高齢者や未婚で高齢 の単身世帯、または親なき後の独居障がい者も増加す ることから、20年を切った2040年問題への取り組み は急務で、地域や社会全体で考えていく必要がありま す。おひとりさまが高齢になっても生活の質を落とさ ぬよう、実際に困る前に行政や民間のサービスを知る ことは重要です 。
大和市では、すでに単身の高齢者世帯の割合が 4 割 に達しており、2040 年問題に直面している状況にあり ます。市は 6 月に終活支援条例を制定しましたが、私 はおひとりさまになっても、できるだけ住み慣れた地 域で安心して暮らしていけるよう、高齢おひとりさま を支える施策の充実と、特に高齢者の権利擁護に関す る支援として、判断力が落ちる前に成年後見制度を知 り、内容を理解することで将来の不安が少しでも軽く なるようその周知を要望しました。