2022年度一般会計歳入歳出決算を議会が不認定!

地方議会において9月議会は、1年間のお金の使われ方を審査し、決算を認定する議会となります。前年度の一般会計の歳入歳出を審査し、予算が適正かつ妥当に使われたかどうかを認定する重要な議会です。

今回は、2022年度(令和4年度)の一般会計歳入歳出予算を審査しましたが、当時、神奈川ネットは予算案に対し前市長の鶴の一声で決まったやまと公園のリニューアル工事に対し、ボール遊びのできるエリアが半分に削減され維持管理の年間予算が600万円にも上ることへの苦言を呈し賛成しました。

また、この議会では大木前市長の職員へのパワハラは捏造だとして提訴した問題で、市の顧問弁護士が前市長の訴訟代理人となったことを重く受け止め、市民等から疑念をもたれることのないよう、慎重に選任されることを求める附帯決議を全員起立で可決しています。しかし、2022年度決算では、市はこの顧問弁護士を継続して顧問とし委託料を支出していました。

神奈川ネットは会派としては、決算の執行にはおおむね賛成できますが付帯決議の軽視は看過できず賛否が分かれました。

行政の顧問弁護士の役割は、各種法律的事項に係る諮問に応ずることであって、市長に阿る(おもねる)ことがあってはなりません。改選後の議会が前年度決算を不認定した事実を行政は重く受け止めて欲しいと思います。      H・K