願いは「平和で静かな空を」

第五次厚木基地爆音訴訟原告団の結団式が開催されました。会場の大
和市保健福祉センターのホールは満席。
厚木基地を離発着す る航空機の爆音に悩まされている人たちが、静かな 環境で暮らしたいという当たり前の主張を、裁判と いう手段で 40 年も続けてきましたが、未だに静かな 空は実現していません。第 4 次訴訟の横浜地裁・東 京高裁での判決は、夜 8 時から朝の 8 時までは自衛隊 機の飛行を差し止める判決が出ましたが、最高裁では 覆されました。米軍機の飛行に関しても、最高裁が国 の意向を忖度したとしか思いようがなく、司法の独立 が脅かされているように思えました。 来賓でいらした第 9 次横田基地爆音訴訟の原告の方 からは、北朝鮮がミサイルを発射している現在も、横 田基地の子どもたちは外のプールで遊んでいると、ア メリカ政府と北朝鮮の関係が垣間見える話をしてくだ さいました。 数が力を持つならば、もっともっと大勢の人たちの 声を司法の場に届けられるよう、賛同者を増やす活動 を続けていかなければと思います。