日本の支配が及ばない空がある

厚木基地爆音訴訟に 初めて原告として加わりました。8月5日、 横浜地裁前での集会後、訴訟団の代表者、弁護士数名と共に段ボール5個分の委任状が地裁の中に入っていくのを見届けた 後、別会場での報告集会に参加しました。報告集会中「厚木基地は日本国のもので、米軍に貸しているんですよ」との発言があり、騒音に慣らされ基地があることの異常さを感じなくなっていた自分にちょっと驚き、自省の念にかられました。 前日に報道された新司令官の「岩国への空母艦載機 移転後も厚木基地の重要性は変わらない」との発言からも、今後も厚木で発着の訓練が続くものと思われます。政府は国民の権利を守る義務があるはずですが、自民党改憲草案には至るところで「国民と協力して」や「公益及び公の秩序に反してはならない」などの文言が出てきます。「国民と協力して領土、領海及び領空を保全」するために爆音くらいは我慢すべきだと言われる日が来るのではないかと恐れているのは私だけ ではないでしょう。1次訴訟から40年が経過して原告団も高齢化していますが、母親に代わって参加したという子ども連れ の若い夫婦がいて注目を浴びていました。私たちも年 内の追加提訴の日まで原告募集の呼びかけを続けていくつもりです。