子どもの免疫を脅かすイソシアネート

 香害プロジェクト主催 で、かくたこども&アレ ルギークリニックの院長 角田和彦さんによる香害 学習会を行いました。

環境中の化学物質、 なかでも、人工香料はアレルギーの誘発や気道の過敏性を悪化させ、子ども へは、神経系の発達や味覚の発達異常の可能性も指摘 されています。世界的には、香料成分の開示を行う企 業が増え、「無香料方針」先進国のカナダをはじめと して、公共的な場所での無香料の実施や呼びかけが進 んでいます。一方、日本では香料成分の開示はされて おらず、成分開示を求める国への意見書提出や香害の ポスター等を作成し掲示する自治体が少しずつ出てき ました。特に問題なのが有害なイソシアネートが揮発 するマイクロカプセルです。この中に香料が入ってお り、叩いたりしてカプセルが壊れることにより香料が 飛び散る仕組みになっています。このイソシアネート による環境汚染は、アトピー性皮膚炎や気管支喘息の 症状を悪化させる可能性があります。

子ども達を化学物質から守っていくためには、先ず その危険性を知り避ける行動を起こすことが必要で す。より多くの人が危険性を理解し、避ける行動がと れるよう、発信していきます。