子育てのランドマーク~公私連携型保育施設

 2021 年4月の完成をめざし、子育て支援施設を建設中です。場所は、旧青少年センターとその駐車場跡地で、大和駅から徒歩 3 分と立地の良さも 魅力です。公私連携型保育施設として、保育所のほか、 幼稚園などを対象とした送迎ステーションや一時預か り、休日保育など、多角的な保育事業を行う施設とな ります。特に保育ニーズが集中する0歳児から2歳児 の低年齢児の受け入れ体制の強化を図り、多様化する 保育ニーズに対応します。子育て中の親子の交流促進 や育児相談などを行う地域子育て支援拠点事業などを 実施し、子育て支援の様々な機能の充実を図る予定で す。公設民営のメリットは、民間保育事業者のノウハ ウを活用することの他、年末年始を含めて全ての日曜 日・祝祭日に市内認可保育施設の在園児を対象とした 休日保育事業を実施できることです。

 新施設は、子育て施策を象徴するようなデザインを 取り入れたとあって、赤い三角屋根がポイントとなっ た建物です。隣接する商工会議所跡地には高齢者も利 用しやすい芝生公園を整備するほか、やまと公園内も 遊具や施設の改修などを行い、新しくできる保育施設 と公園周辺が、子育てや子どもたちの遊び場として一 体的に機能するよう整備されます。

 5 年前、私が子育て世代のメンバーと一緒に行った 500 件を超える市民アンケートでは、大和市内に親子 で集う「ひろば」的な居場所が多くないことやワンオ ペ育児に疲弊している若い母親の存在が見えてきまし た。神奈川ネットが政策提案することで、子どもと一 緒に食事ができる居場所ができ、子育ての相談ができ る支援員が常駐する施設も充実してきました。市民の 声が「子育てしやすいまち大和」をつくり、子育て世 代にスポットを当てた施策に結びつきました。

     くにかね久子