「子ども宅食やまと」開始

 2021 年度の新たな事業として、大和市は「子ども宅 食やまと」を実施します。養育支援訪問事業の一環で、 養育面で支援が必要な家庭を週1回訪問し、お弁当を 届け、状況の把握を行うというものです。
 養育支援訪問事業は、臨床心理士やヘルパーを派遣 すること等により、子どものいる家庭を見守り、虐待 を防止するためにあります。より多くの手と目が関わ ることにより、育児の大変さを少しでも減らし、保護 者が自ら子育てを行う手助けをすることができます。 私もかつてヘルパーとしてこの事業に関わったことが ありますが、支援の手が入らなかったら、もしかした ら施設に行くことになったかもしれない子どもが、親 の元ですくすくと育っている姿を見て、役に立てたう れしさと共に、関わることの大切さを知りました。

 ただ、行政が行う事業には期間設定というものがあ ります。3カ月や6カ月という期間を超えてみまもり が必要な家庭はたくさんあります。今回、新たな事業 として宅食が始まったことは評価できますが、個々の 家庭に寄り添った柔軟な体制を作っていくことが重要 です。事業を注視していくとともに、今後も子ども政 策に力を入れ、提案していきます。