大和公園の議案に反対

 12 月議会に、「やまと公園」に新設する休憩所の工事請負契約議案が上程されました。工事金額は、2 億3100万円。休憩所はその他に電気設備等に総額5億かかり、公園全体では11億円の事業計画です。
 設計上配慮した内容は、1休憩所を利用しながら、公園で遊ぶ子どもを見守ることが出来るよう、公園に面する壁面はガラスとする。2地震等の災害利用を見据え、屋根上に太陽光発電設備を設置。3施設に段差を設けない、みんなのトイレを設置等、バリアフリーに配慮するの3つです。23については当然としても、 公園で遊ぶ子どもを休憩所の中から見守るという発想は、理解しがたいものです。幼児ならばすぐに駆け付けられる場所にいる必要があります。
 やまと公園の休憩室 1.2.3 全てにテーブルと椅子を設置予定で、ガラス面に沿って配置する椅子を含め、 160人が座れるスペースです。フリーWi-Fiも備える とのことで、使用対象は高校生や市民の学習・仕事ス ペースという気がします。ただ、大和駅にはカフェや 図書館を備えたシリウスがあり、そちらの方が便利です。わざわざ公園に行って勉強する人は少ないと思います。一方で、子ども連れのための小児椅子や赤ちゃん用ベッドを入れる等の構想はありません。すべての年代が使えるような休憩所にするには、ポラリスのプレイルームや親子交流テラスのように土足で入らないソフトな床や、テーブル等のないスペースが必要と考えます。現設計は、その観点が全くありません。避難所や防災倉庫としての役割があると市は力説しますが、大和駅近隣には避難できる施設がたくさんあり、 備蓄倉庫が足りないのであれば、公園の一角に倉庫のみ建てれば済むはずです。
 今回、パブリックコメントや自治会への意見聴取もありません。かつてあった木を伐採したことに対して怒っている市民の声はよく聞きます。大和市の姿勢には疑問ばかりが募ります。この議案は環境建設常任委員会では、賛成少数で否決されましたが、本会議では、13対13で賛否同数になり、議長が賛成したため、残 念ながら可決されてしまいました。