厚木基地一周ツアーを開催しました
8月1日、午後になって小雨が降り始める中、厚木基地を一周しながら基地について学ぶツアーを開催しました。参加者は、2組の小中学生の親子と大人のみの7人を合わせた11人。2台の車で大和駅を出発しました。途中雨も上がり、返還された引き込み線や、光陵公園、ゆとりの森に立ち寄りながら基地を周りました。
今まで基地を見ることを目的に周ったことがなかった方は、改めて基地の広さに驚きの声をあげていました。主に、厚木基地の成り立ち、厚木基地はどの様な使われ方をしているのか、航空機の問題は騒音だけではないこと、PFAS問題、米軍・米兵による事件・事故について、日米地位協定について、参加者に紙芝居などで伝えました。
参加者の感想を一部紹介します。
「基地について、騒音には敏感だったけど、改めていつから、なんで、ということを考えたことがなかったので、知ることができて良かった」「大和市に住んで初めて、厚木基地が米軍と自衛隊の基地だと知った。横須賀に空母が入港すると戦闘機が来ていたのは海軍の飛行場だったからだと知って、納得できた」「説明の時に、説明者の考えを言いながら伝えてもらえるともっと聞きやすいと思った」「本当に基地が無くなることが目的目標なのか」「飛行機が上に飛んできて近くて楽しかった。上に飛んでいるときに墜落したら何人もの人が犠牲になるのなら少し怖かった」「修学旅行で沖縄に行くので勉強中だが、沖縄も大和も変わらないなぁ、ひどいなぁと思う」参加者の中には、ツアー後に色々出てきた疑問点を帰宅後に調べた方もおられました。
大和市・綾瀬市にまたがり、大和市域の18%を占める厚木基地、人口過密都市の中にある軍用飛行場があるということ、それが市民生活にどれほどの影響を及ぼしているのかを多くの人が知って、基地の在り方を共に考えていく必要があります。
知って、共に考え行動する市民を増やしていけるよう、今後も活動していきます。