厚木基地の拡大使用に反対
11月11日、防衛省米軍再編に係る訓練移転を2021年12月4日から 17 日までの期間、宮城県王城寺原演習場等で行われる陸上自衛隊と米海兵隊との実働訓練に組み込んで実施するとの情報がありました。
訓練に伴い、11 月 30 日以降、MV-22 オスプレイ 6 機とCH-53大型輸送ヘリ4機程度が機体整備や給油の ため厚木基地を使用する予定であることが判明しまし た。また、航空機の整備・支援要員として米軍人約250 人が厚木基地を使用予定であることもわかりました。基地対策課に問い合わせしたところ、大和市は、厚 木基地で給油や整備はやらないよう申し入れしたうえ で1騒音軽減措置 2夜間飛行は行わない 3事故防止へ徹底した安全対策 4米兵への規律保持と教育5市民の安全安心 以上を求めたとのことです。これ は、オスプレイやCH-53の飛来と、米軍人約250人の 厚木基地使用を認めた前提であり、市民の安全安心を 考えるのであれば絶対に認めるべきではありません。 昨年来の米陸軍によるパトリオットミサイル訓練や 今年に入っては、米軍人約 100 人が厚木基地に約 8 ヵ 月にわたり滞在し展開した CBRN(化学・生物・放射性 物質・核)訓練が行われています。これらに続く目的 外とも言える基地の拡大利用が行われることで市民の 負担が増すことは明らかです。
事故率の高い米海兵隊MV-22オスプレイの定期機体 整備について 2022 年 7 月以降の請負企業として厚木 基地に隣接する日本飛行機も整備企業に選定されたこ とに基地周辺住民や平和運動団体も危機感を募らせて います。厚木基地を離発着する米軍機および自衛隊機 による住民生活に対する爆音被害を根絶するために、 現在も約 8800 余人の原告で 5 回目の厚木基地爆音訴 訟に取り組んでいます。60 年以上にわたる市民の願い に逆行する基地の拡大使用には強く反対します。