ふれあい広場の魚類調査に参加
3月1日にふれあい広場で実施された魚類調査に参加しました。この調査には二つの目的があるとのことでした。一つは、近自然工法による多自然型護岸になってからの魚類の種類や数の推移を調べ記録すること、国内移入種を含めた外来種の駆除と種類や数の調査です。
調査の方法は手網や投網を使用して、魚類を捕獲し、水槽等に在来種と外来種、ヤゴ等を分けて入れて観察するものです。
調査日前は厳しい寒さの日も続いていましたが、当日は珍しく気温23.5度とポカポカ陽気でした。そんな中、魚類調査は総勢14人で実施しました。広場には私たち以外にも暖かい日差しに誘われた方々が三々五々訪れていました。お子さんたちも、高齢の方たちも、魚の水槽を興味深そうに覗いていました。
1時間位、皆で魚類を捕獲した後に魚の大きさと種類を調べて記録しました。
当日は、2月に寒い日が続いたせいか、最初、魚影があまり見えないと参加者の嘆きが聞こえてきましたが、最終的には多くの魚類を捕獲することができました。
在来種では、ここ数年はオイカワが一番多かったそうですが、今年は寒い日が多かったためか、清流や冷たい水を好むアブラハヤが一番多く観察されました。勿論、我が物顔の国内移入種のドンコも数多く観察できました。
魚類の他にトンボのヤゴも多く観察することができました。
ふれあい広場が多自然型護岸になって30数年、魚類はもとよりトンボの層も豊かに数多くなってきたことが感じられた調査活動になりました。
観察した魚たちは記録終了後に外来種以外は元の川に戻しました。
3月1日に観察できた魚類
アブラハヤ 66匹、オイカワ 19匹、メダカ 24匹、モツゴ 3匹
ヨシノボリ 1匹。
ドンコは60匹、その他ザリガニ等です。
ヤゴはコオニヤンマ、ハグロトンボ、ダビドサナエ等が観察できました。
(F.T)