市の今年度「一般会計予算」

まちづくりレポートNO.80 

 3月議会では、20年度予算案が賛成多数で可決されました。予算案では、市民活動や協働事業等にかかわる「協働推進会議」が予算化されていないなどの問題がありますが、緑地保全実施計画や環境配慮指針の策定など評価する点もたくさんあり、市政の公開性や透明性を高めることを要望して、ネットも予算案に賛成しました。苦渋の選択でした。
 回復基調だった景気は、サブプライムローンの破綻によって再び落ち込み、また、行き過ぎた競争原理により、地方財政の疲弊や格差社会が拡大するなど、不安感が市民を覆っています。
 そのような社会のひずみの影響を最も受けるのは、弱者、すなわち、子どもたちや障害者、高齢者、そして就職氷河期が生んだ若者たちです。特に次世代を担う子どもたちには、思い切った予算をつけるべきですが、残念ながら財政は非常に厳しく、扶助費など義務的支出に追われて、それが実現できない現状を痛感しています。<河崎 民子>

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