第9期計画策定に向けた議論が始まっています
大和市では、令和5年度に令和6年度から令和8年度までを計画期間とする新たな「第9期大和市高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画」を策定します。
現在、公募の市民や学識経験者、各種団体代表者からなる「大和市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(第9期)審議会」を設置し、計画策定等に審議会の意見を反映しながら策定に向け動いています。
私は、ネットメンバーとともに8月27日に開催された第3回大和市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画審議会を傍聴し受けた印象として、今回に限っては市がコンサルに委託して行ったアンケート調査の結果の説明に終始した感があり、委員からの質問も少なかったように感じました。
2040 年に向けて高齢者・後期高齢者数の増減をみても地域ごとに大きな濃淡があるとともに、地域のみならず高齢者一人ひとりにとっての「多様性の時代」ともいえます。今後、一人ひとりの高齢者の多様性への対応は、介護給付サービスのみで実現するのも難しくなっていくと考えます。
調査結果の概要版からも、大和市内でさえ南北で地域の生活圏域での困りごとにも大きな違いが見えていました。地域が目指すべき「ビジョン」を明確化したうえで、その達成に向けて必要なサービス提供体制や取組を、地域支援事業や社会資源を活かした独自施策等を含めて総合的に検討していくことが必要です。 H・K