米空母母港化50年抗議集会に750人!

1973年10月5日、神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地に航空母艦(空母)ミッドウェーが入港して以降、交代配備が繰り返され50年がたつこの日、「米空母母港化50周年抗議!」全国集会に参加しました。主催者発表では、参加者は750人だったとのことです。

50年前、米空母の母港としての利用は数年程度のはずでした。空母の横須賀配備は、ベトナム戦争に伴う米軍再編が背景にあり、アメリカ本土以外で唯一の海外拠点として、50年もの長きにわたり永続化しています。

ミッドウェーからインディペンデンス、キティホークまではディーゼル型の通常空母で、2008年に配備されたジョージ・ワシントンと現在のロナルド・レーガンは原子力型。来年には、ジョージ・ワシントンが最新鋭化されて戻ってくる計画があります。

母港化容認をめぐって、横須賀市側が求めた「核兵器の持ち込み」と「原子力空母の寄港」の反対は、日米両政府のなし崩し的対応によって反故にされたままです。空母の寄港の度に艦載された戦闘機は洋上から厚木基地に向かって飛来し、市民はおびただしい轟音にさらされてきました。

この先100年たっても「基地のまち」とならないよう、神奈川県下はもとより長崎からも基地の押し付けに反対する声が寄せられました。       H・K